「自分の働き方」に気づく心理学

「自分の働き方」に気づく心理学

頑張って仕事をしている人がいる。しかし何となく心の底で虚しい。なんの為にこんなに頑張って居るのか分からない。

そういう人は自分の本当の望みが分かっていない。

仕事に生きがいを持つためには何が必要で、何が不必要かが分かっていない。その判断能力がない。

仕事に生き甲斐を持つために、絶対に必要なのは「自分を知ること」である。

世の中には自分の不得意領域で頑張って居る人が居る。そして自分の仕事に生きがいを感じないで悩んでいる。

あるいは自分の歪んだ価値観に気がつかないで、一生懸命仕事をして報われない人も居る。

自分が何者であるかを分からないのでは、どんなに頑張って仕事をしても生き甲斐はない。先ず、自分はモグラなのか鷹なのかと言うことを理解し、その自分を肯定しなければならない。

また努力すれば良いというものではない。

努力に二種類ある。

カレン・ホルナイが言う様に努力には健康な努力と神経症的努力とある。

つまり仕事に生きがいを感じないときに、仕事そのものに問題があるのか、自分のパーソナリティーに問題があるのか、そこの正しい理解が不可欠である。

自分は今の仕事に適していないと思っている。そう言う時に自分は仕事で問題を抱えているから苦しいのだと間違って解釈する人が多い。

生きるのが苦しいのは、自分自身の本当の問題に直面することを避けている場合もある。それではどんな仕事についても仕事の苦しみは解決しない。

人間の幸せにとって仕事を重要視しすぎる人が居る。だから定年というのが大問題になるのである。仕事は社会的には最も重要な問題である。

しかし人間の幸せにとって重要なのは生き方の問題である。生きる態度である。

心に葛藤を抱えた人の中には、皆から羨まれる様な仕事につくことが天国への切符と思っている人がいる。しかし心に葛藤を抱えている限りグリーン車の切符を買っても天国には行かない。これがエリートの自律神経失調症であり、不眠症であり、偏頭痛等の体調不良であり、うつ病である。

グリーン車に乗って地獄へ行く人が多い。この本はグリーン車に乗って地獄へ行くよりも鈍行の列車で普通の座席に座って天国へ行くことの可能性を考えた。

生きがいで大切なことは時間がかかると言う事である。

全てを手軽に苦労なく手に入れることをよしとするテクノロジーの時代に、生きがいはテクノロジーの対極にある。

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