感情を出したほうが好かれる(2011)
かつて私にもつらい時期があった。
だからこそ私は自信を持って言いたい――
「ノー」と言っても好かれる人がいるのに、「イエス」と言って好かれない人がいる。
なぜ相手の気持ちにばかり気をとられて、自分らしく生きられないのか。
世の中にはなんと多くの人が好かれようと行動して、結果として嫌われていることであろうか。
「こんなに一生懸命やっているのにどうしてわかってくれないのか」
「なんで私だけがこんなに苦労しなければならないのか」
と不満に感じる人は、一度自分の心の中をのぞいてみることである。
好かれるための努力で嫌われる人は多い。
そんな努力は無駄である。
そんな努力はしないほうがうまくいくのである。
加藤諦三
出版社: 三笠書房 (2011/1/21)
ISBN-10: 9784837979210
ISBN-13: 978-4837979210