逆境に弱い人 逆境に強い人

逆境に弱い人 逆境に強い人

逆境に強い人がいる。
逆境を意に介さず元気な人がいる。

逆に、
逆境に弱い人がいる。

何故か。
逆境に強い人はどの様な考え方をする人か。
そのことをこの本では考えた。

例えば何か悩みがある。
その時に逆境に強い人は「この悩みは無駄でない」と考える。
そういう考え方で悩みに立ち向かう。
今悩んでるが、このことはいつか将来私の人生に役に立つ。
今悩んでいることは、私の人生になくてはならないことなのだ。
いつか将来「あの時にあのことで悩んで良かった」と思う日が来る。

逆境に強い人はこのように考える。つまり長い将来の中で自分の今の悩みを捉える。
逆境に強い人と逆境に弱い人では、自分の体験を捉える時間的枠組みが違う。
逆境に強い人は、長い人生の中で今の自分の体験を解釈する。
逆境に強い人は「禍を転じて福となす」という解釈をする心の姿勢がある。
逆境に弱い人は、その時点、その時点だけで体験を解釈してしまうから、逆境を「悪い」事として捉えてしまう。
逆境に強い人は自分の殻に閉じこもらない。

逆境に強い人と逆境に弱い人では起きている事柄がそれほど大きく違いがあるわけではない。
そもそも生きるとは逆境を生き抜くことである。
うつ病の研究で大きな業績を表しているアーロン・ベックが、うつ病者とうつ病でない人では体験は似ているが、その解釈が違うと著書の中で述べている。
同じことが逆境に強い人と逆境に弱い人の間でも言える。
逆境に強い人は、どんなに逆境が深刻でもその本質を見極めようとする。そしてそこから積極的な意味を見いだそうとする。
だから逆境に強い人は何か起きると「良かったじゃない」と言う。
逆境に弱い人は、現象に囚われて、逆境を顕微鏡で見て、「これから私はどうにもならない」と無気力になる。

しかし、私達はえてして現象に囚われて逆境の本質を見誤ってしまう。
冷静に対処すれば、解決出来できる場合でも、立ち上がれない。
逆境に打ちひしがれ、「何で私の人生はこんなにも辛いのだ、もう駄目だ」と解釈する。
そういう人は、そもそもその逆境の解釈の時間的枠組みが間違いであることが多い。
時間的枠組みによっては「良かったじゃない」と言うことにもなる。
人生は逆境の連続、もめ事の連続。それが自然である。
だからどんな環境に生まれても逆境に強い人にならなければ最後まで生きていけない。
悩みは、本質の正しい理解なくして、解決はない。[15/02/22]

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人生の危機を乗り切れる人、そこで挫ける人。
心理的なたくましさの違いはどこにあるのか?
レジリエンス(回復力)の鍛え方を説く。

本当に自信がある人、困難を乗り越えられる人はどこが違うのか?

苦しいときこそ、自分から動こう!
つらいときこそ、臆病になってはいけない!

失敗や挫折から立ち直る、レジリエンスの鍛え方15のヒント。

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