52. 心理的に成長した人は太っていることを悩みの原因にしない

太っていると悩んで無理なダイエットをしている人は、太っているということを[自分自身]がどう感じているかと本気で反省したことがあるでしょうか。おそらく本気で[自分自身]がどう感じているかを意識したことはないのではないでしょうか。
 
世間の人たちがあまり格好良くないと言っているから、太りすぎている自分は見苦しいと思っているだけで、太っていることについて[自分]はどう感じているか、という感じ対する失望は小さいころ十分に愛されなかったことに原因があります。「もっと痩せたい」と言っている人は「もっと愛して」と言っているのです。
 
非現実的なほど理想の体重になろうとすることで、彼女たちはどんな感情を味わうことを避けようとしているのでしょうか。なんの理由もなく突然非現実的なほど素晴らしく痩せたいという期待が出てくるわけではないはずです。非現実的なはど素晴らしく痩せている自分になろうとするにはそれなりの理由があるのです。それが彼女の無意識にある感情です。無意識にあるその感情を意識にあげないために、理想的体重になる必要があるのです。
 
どうしても自分はこうなければならないというのが理想的体重であり、すらりと痩せた自分です。その彼女の無意識にある感情とは[自分への失望感]です。彼女たちは無意識の領域で実際の自分を憎んでいるのです。
 
今のままの太った自分で素晴らしいのだと理解できたときに、自然と体重に関する理想は下げられます。痩せていなくても自分は愛されるし、価値ある存在だと気がつけば心も落ち着きます。彼女たちもまず初めに非現実的なはど高い望みがあったわけではないはずです。

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