55. “太っている”と不満を言う人は相手に同情を求めている

人は不幸にともなう感情にしがみつきがちです。僻んだり妬んだりという感情に浸っている人は、その感情を利用して人に復警しているところがあります。僻んでいる人は、僻んだり妬んだりという感情に固執していれば、人は自分に対する態度を変えるのではないかと期待しているのです。
 
「どうせ私は太っているわよ」と僻んでいる人は、そうひねくれることで誰かに復響しているのです。だからなかなかその態度を変えようとしません。[私は太っている]と嘆さ悲しむことで生きることの責任や困難を逃れようとしているからです。そのことはすでに述べました。そのほかにこのような不快な感情に浸り続けるのは周囲に復警しているのです。
 
ひねくれたりすねたりすることで、人は相手の自分に対する態度を変えようとしています。ひねくれることや僻むこと自体が本人にとって価値があるのではなく、それを通して相手に対して不満を表明することがぴねくれている人にとって価値があるのです。それは英語でいう受け身的攻撃性です。
 
[私は太っている]と嘆き悲しむことで相手が自分に同情することを求めています。

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