なぜ生きるエネルギーを失ったのか?(『自分に負けない生きかた』)

『自分に負けない生き方』より

自分が自分であることに対する恐れを抱き、生きるエネルギーを失った者は、他者の期待に添うべく過剰な規範意識に苦しめられる。
 自分を見いだしたものは恐れを知らない。

 神経症的非利己主義の最大の問題は生きるエネルギーを失っていることである。
 生きるエネルギーを失えば、他人のお荷物になるだけである。
 「他人への義務は、自分ができる限り生きる歓びに満ちている存在であることによってのみ果たせるのです。」「自分に負けない生き方」

「心が愛に満ちていないのに『善良な方法』をとっても無駄です」「自分に負けない生き方」。

 他の人びとをくつろがせるのに大切なのは、あなたが何をするかよりいかに感じるかと言うことなのです「自分に負けない生き方、75頁」

 シーベリーに言わせれば、それは他人を食い物にするものである。
 「いつの日かわれわれは、よくあるあの自己犠牲とは、他人を食い物にする生き方の第一歩であると気づくでしょう。」「自分に負けない生き方」。

 悩んでいる人は「初めから終わりまで間違った状況の中であくまで頑張った。」

<著作からの抜粋> トップページ 次のページ