どの本を読んだら良いかわからない?

どの本を読んで良いのかわからないのは、「自分が分かっていない」から。

 悩んでいるつもりであるが、何を悩んでいるのかさえ正確にはわからない。
 さらに自分が何を望んでいるか、何を信じているのかもわからない。
 長年に渡って、自分でない自分で生きてきたから自分が自分でわからない。

たくさんあって、どの本を読んで良いのかわからないというのは、
「私は誰ですか?」「あなたは誰ですか?」という心理状態である。

 自分が猫だか、犬だか、サルだか分かっていない。
 猫なら自分は焼き魚が好きだと、分かっている。
 犬なら牛肉も豚肉も好きであろう。
 サルならリンゴやバナナが好きだろう。

どの本を読んで良いかわからないという人は、自分が猫なのにバナナが好きだと思い込んで生きていているから、「たくさんあってわからない」と感じている。

そんな人には、「自分に気づく心理学」。他には「『本当の自分』はどこにいる」である。
さらに「『大人になりきれない人』の心理」とか「悩みの正体」であろう。
今働いていて、悩んでいる人は「『自分の働き方』に気づく心理学」である。

自分が分かってくれば、たくさん本があっても自然とどの本を読んで良いか分かってくる。